ヤマハからマジェスティやマグザムが生産中止となり、空席となっていたビッグスクーターのラインナップに、新モデルとなるXMAX ABSが発表された。TMAXの弟分ともいうべきMAXシリーズが海外ではすでに展開されており、今回新たに国内での販売が開始されることとなったのが、249ccの水冷エンジンを搭載するXMAX ABSなのだ。2018年1月25日よりの販売開始予定で、価格は64万2,600円に設定されている。
今回国内に導入されるXMAX ABSでは国内の規制に合わせて249ccの水冷4ストローク OHC 4バルブ 単気筒 BLUE COREエンジンを搭載する。
シャシーは欧州などで販売されているXMAX300と共通のものとなり、軽量な新設計フレーム&ヤマハの国内向け軽二輪スクーターとしては初となるモーターサイクルタイプ(ハンドルクラウンまでフロントフォークがつながっている形状)のフロントフォークや、トラクションコントロールシステム&ABSといった電子制御システムも標準装備している。
また、調整式のハンドル(後ろに約20mm調整可)とスクリーン(上に約50mm調整可)を採用するとともに、スマートキーシステムやDCアウトレット、45ℓの容量を確保しヘルメット2個が収納可能なシート下トランクスペースも備えるなど、ビッグスクーターとして日常での使い勝手にもキチンと配慮されている。
これまでの250ccビッグスクーターとは違ったスポーティ路線
マジェスティやマグザムと見比べてみると、そのスポーティさが際立つXMAX ABS。マジェスティはフロント13インチ・リヤ12インチホイールを、マグザムはフロント13インチ・リヤ13インチホイールをそれぞれ採用していたが、XMAX ABSではフロント15インチ・リヤ14インチホイールを採用していることからも、スポーティ路線であることが見て取れる。そのほか、スペック上の違いは下の表を参考に。
シート高・ホイールベース・車両重量の比較
XMAX ABS:795mm/1,540mm/179kg
マジェスティ:700mm/1,550mm/188kg
マグザム:655mm/1,615mm/201kg
Color Variation
海外ではMAXシリーズが展開中
海外ではTMAX530を筆頭に、XMAX400・XMAX300・XMAX125の全4モデルが展開されている。今回、国内導入が発表されたのはXMAX250のみとなるが、今後400cc版や125cc版のXMAXが国内ラインナップに加わる可能性も!?