トピックス

オシャレな女性用グローブを作りたい! 新プロジェクト進行中♪ MOTO STYLE東京 × MaxFritz × GENIUS コラボグローブ製作記 Vol.4

女性専用のオシャレなグローブを作りたい!”。そんな思いのもと、モトスタイル東京、マックスフリッツ、ジニアスの3社が集結してスタートしたグローブ企画もついに大詰め。前回のvol.3ではサイズ感の比較検討を行なった第2回制作会議の模様をお届けしました。そして今回は3モデルの試作品をもとに、サイズ感の微調整と最終デザイン案を決定します!

 

今回の企画では、3モデルの女性専用グローブを製品化。そして、より多くの人の手にフィットするグローブにするため、各モデルそれぞれのサイズ感を変え、さらに各3サイズ設定で展開することが決定しています。

3モデルの特徴

・タイプAー全体的に細めで、指は長めのスリムフィット系。内縫い、キルティングとジッパーを組み合わせたエレガントでクラシカルなデザイン

・タイプBーAよりやや余裕のあるサイズ感。スナップボタン留め以外の装飾をせず、上質ながらシンプルで飽きのこないデザイン

・タイプCーAとBの中間的なサイズ感。バイカラーの組み合わせが遊び心あふれるデザイン。ミドル丈タイプ

 

最終決定の会議を開くにあたり、ジニアスが各モデルの試作品を製作。前回のサイズ見本同様、事前にモトスタイル東京の女性スタッフたちがテストし、使用感やサイズ、ディテールなど細かな部分への意見を取りまとめていました。ここからは各モデルについての詳細を見ていきましょう。

タイプA

細身なデザインが特徴のタイプA。かなり細身を意識したサイズ感にしたところ、ややタイトすぎたようす。指まわり、甲まわりがきついという意見が多数。とくに小指と薬指が曲げにくく縫い目が当たるとのこと。また、ファスナーのサイズ感がグローブに対して大きくバランスが悪いよう。そのほか、間口の広さと形状も改良ポイントに挙がりました。

グローブの裏地について

ジニアスのグローブには、すべて甲の内側に裏地が付いています。これはグローブの着脱をスムーズにするため。とくにタイトなグローブの場合、汗をかいたときでもこの裏地のおかげで脱ぎやすくなるのですが、じつは他メーカーでは付いているところが少ないというジニアスのこだわりポイント。ただし、今回のタイプAの場合は内縫いの細身デザインのため、裏地が一枚追加されることでよりきゅう屈に、曲げた際にも硬くなり、裏地がマイナスに作用していました。そこでタイプAは裏地なしで製作することに。

◆変更点

・指の長さはそのままで、指まわり、甲まわりのサイズを少しアップする

・間口を狭め、手首のカットラインを変更してフィット感を高める

・ファスナーの号数をひとつ下げ、長さも2㎝短くする

・ファスナーの持ち手はボールチェーンに、色はアンティークゴールド

・裏地はなし

タイプB

外縫いのシンプルなデザインのタイプB。こちらはサイズ感バッチリと意見が一致し、裏地はありのままでいくことに。ただスナップボタンがちょうど骨の位置にあり、当たって痛いとのこと。また、装着した際の“穴の日焼け問題”をどうしても解消したい!というスタッフの強い希望がありました。

“穴の日焼け問題”がコチラ。甲側と平側の間口の“スキマ”が穴のようになって日焼けしてしまうのが絶対イヤ! こういった細かいところまで抜かりないのは女性ならではかも?
◆変更点

・スナップボタンの位置を変更し、骨に当たらないように。さらに間口のラインも変更。ボタンをとめた時になるべく“穴”ができないようにする

タイプC

ややルーズフィットなスタイルとバイカラーデザインのタイプC。あえて裏地を付けず、革そのものの柔らかさを生かしたゆったり感が特徴。ただし試作モデルは親指がとくに太く余る感じがするとのことで、親指のみ少し幅をサイズダウンする方向に。また、ベルトが細く締めづらいことと、長くて締めた時に余りすぎるということで、ベルトのサイズも変更。

指先のあて革のデザイン。人差し指と中指の形状も、シンプルに真っすぐな形へ変更することに
◆変更点

・親指の幅をサイズダウン

・ベルトを少し太く、かつ少し短く

・人差し指と中指のあて革の形状を真っすぐに

・とめ具は角のないタイプのDカンに

3モデル共通のその他のポイント

サイズ感と手の痛みについて

ここでちょっと豆知識。ジニアス代表・高橋さんによると、グローブがきついからといって、必ずしも使用中に手が痛くなるとは限らないそう。手に対してグローブのサイズが大きく革が余っていると、手をにぎった時に余った革が寄って一点に集中し、当たる・食い込む→痛くなる、ということがあります。けれど、サイズのフィットしたグローブの場合は手をにぎった時に突っ張るので革はさほど余らず、寄らないので当たることもないのだそう。革が当たる、食い込んで痛い、という人、そのグローブはサイズが大きすぎるのかもしれませんよ!

カラバリもついに決定!

前回モトスタイル東京のスタッフから出された候補案をもとに各モデルのカラーバリエーションも最終決定しました!

 

・タイプA

①クリーム×マルーン(クリームパイピング、クリームステッチ)

・タイプB

①オールブラック(チャコールステッチ)

②オールクリーム(ブラウンステッチ)

・タイプC

①ネイビー×ブラウン(ホワイトステッチ)

②マルーン×ライトブラウン(ホワイトステッチ)

※絵型のデザイン細部は変更前のものです

三者三様、選ぶ楽しみを追求。発売は春ごろを予定!

さぁ、いよいよ3モデルの全貌が見えてきました。モデルによって特徴やサイズ感が異なるので、手の形、サイズやフィット感の好みなど、“何を基準にどう選ぶか”という楽しみがありますね。

 

・タイプAー指が細く長い人向け。スリムな“シュッとした”グローブ

 

・タイプBーAより指・甲まわりともに太め。オールマイティーなモデル

 

・タイプCー幅はBに近く指はやや長め。AとBの中間的立ち位置で、ラクな装着感。ルーズフィットが好みの人、インナーグローブを使用したい人向け。また、そこまでのフィット感を求めないタンデマーにもオススメのモデル

 

今回の会議の後、決定事項をもとにまずは使用する革の製作に入ります。そして量産モデルとしての試作とチェックを行ない、修正点があれば修正、そしていよいよ製品の製作となります。発売は2023年春ごろ、まずはモトスタイル東京でのみ先行販売となる予定です。次回は実際にでき上がった製品3モデルの詳細をご紹介します。最後までお楽しみに♡

CONTACT

問い合わせ先
ライコランド MOTO STYLE東京
電話番号
042-516-8263
URL
http://www.ricoland.co.jp/shopinfo/motostyle_tokyo/

この記事が気に入ったら
いいね!とフォローしよう

レディスバイクの最新の情報をお届けします