どちらかというと小さい部類の155cmライダーによるインプレッション。小難しいことは書けないけれど、少しでも参考にしてもらえたらうれしい。
ライダースペック
身長:155cm/体重:46kg
小さいくせにシート高が高いバイクに乗りたがるバイク歴5年ライダー。以前はスーパースポーツを乗り回し、近頃はモタードに夢中。だがカフェレーサーやネオクラシック、スクランブラー系など気になるバイクが増え着実に大人の階段を上りつつある(?)
SR GT200
スクーターの中では高めでスポーティなシート。高さはあるものの、細く絞られたシートのおかげで、両足のツマ先を接地させることが可能。足は真下におりるが、ステップボードに干渉するので外側に若干足が開くのが気になるところだが、こちらも許容範囲内。
車体は非常に軽量なため、またがった状態で地面を蹴って車両を移動させることも容易で、もちろん取りまわしも軽快に行なうことが可能。
ステップボードは高めに設定されており、小柄なライダーであればポジションにきゅう屈さはまったくなし。身長170以上あるとヒザは90度に曲がるようす。またハンドルもやや幅広に設定されているが、乗車時の操作性は良好でむしろ未舗装の路面ではハンドルを押さえ込みやすそうだ。
スポーティでアドベンチャー使いも可
アプリリアでは初のラインナップとなるアドベンチャースクーターモデル“SR GT”シリーズ。今回試乗したのはSR GT200で水冷単気筒の排気量174㏄モデル。
見た目こそかなりスポーティだが、エンジンの振動は比較的少なくコンフォートな乗り心地で一般的なスクーターよりサスペンションのストローク量が長いため路面のギャップを的確に吸収してくれる。
とはいえスポーティな一面もしっかり持ち合わせており、力強い加速力とクイックなコーナリング性能、腰高な車体構成が普段スクーターに乗らない人でもすぐになじみやすい印象を受けた。
ウェーブディスクの油圧ブレーキ搭載で、抜群の制動力を誇り、タイヤは未舗装の路面でもOKなセミブロックタイヤを装備。舗装面ではややゴロゴロした感触があるものの、前述したストローク量の長さで振動を抑えている。ぜひともオフロード走行も体験してみたいところ。
また街乗りではうれしいアイドリングストップ機能も備えており、オフにすることも可能。アイドリングストップ後にスロットルを開ければ瞬時に始動するので、他車と遅れを取ることもないだろう。
- 全長×全幅×全高
- 1,920×765×1,295mm
- 軸間距離
- 1,350 mm
- シート高
- 799 mm
- 重量
- 148Kg
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークSOHC 4バルブ単気筒・174㎤
- 最高出力
- 13kW(17.4HP)/8,500rpm
- 最大トルク
- 16.5Nm / 7,000rpm
- タイヤサイズ
- F=110/80-14・R=130/70-13 チューブレス
- 燃料タンク容量
- 9 ℓ
- カラー/価格
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SR GT Sport:ストリートゴールド、イリジウムグレー、レッドレースウェイ/55万円
SR GT:アプリリアブラック、ストリートグレー、インフィニティブルー
/56万1,000円
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