どちらかというと小さい部類の155cmライダーによるインプレッション。小難しいことは書けないけれど、少しでも参考にしてもらえたらうれしい。
ライダースペック
身長:155cm/体重:46kg
小さいくせにシート高が高いバイクに乗りたがるバイク歴5年ライダー。以前はスーパースポーツを乗り回し、近頃はモタードに夢中。だがカフェレーサーやネオクラシック、スクランブラー系など気になるバイクが増え着実に大人の階段を上りつつある(?)
クラシカルモデルの中でも足つき性は〇
クラシカルなバイクはシートが幅広で高さがなくとも広めのシート幅などで足つきが悪くなることがあるが、こちらは着座部分がスマートな印象。両足の母指球まで接地。重量は200㎏超えだが足つきのよさが重量感をあまり感じさせない。
シートは滑りやすく足の入れ替えもスムーズに行なうことができ、ポジションは小柄なライダーであってもハンドルまでの距離はほどよい。
力強い加速力と意外にも滑らかな走り出しのギャップを体感
クラシカルネイキッドモデルのV7 Specialは前モデルのV7 Ⅲが750㏄なのに対し、850㏄と排気量が100㏄アップ。最大出力が25%増加し6200rpmで52psだったのが6800rpmで65.3psとなった。発進時など低回転時は想像以上になめらかなで振動が少ないのが意外性を感じるところで、ゆったりと軽く流す程度で巡航する際は小気味いいエンジン音と少ない振動で気持ちよく走れることがわかる。
とはいえ、エンジン始動時の「ブルンッ」という振動とアクセルを少し煽って空ぶかしをすると車体が右に振れるなど縦置きVツインエンジンらしさもしっかりと持ち合わせている。
30㎞/hくらいから勢いよくスロットルをひねると地面を蹴り飛ばすような瞬間的な力強い加速力を見せ、メリハリある走りもかなえてくれるのがうれしいところ。
また新型のツインショックの採用や、フレーム各部の剛性も高めているのでコーナリング中の安定感もあって、ハンドリングも軽快。重厚感あるクラシックモデルのイメージはそのままに、走りは程よくスポーティな乗り味となっている。
- 全長×全幅×全高
- 2,165×-×1,100(㎜)
- 軸間距離
- 1,450㎜
- シート高
- 780㎜
- 車両重量
- 223kg(燃料90%搭載時)
- エンジン型式・排気量
- 空冷4ストロークOHV2バルブV型2気筒・853.4㎤
- 最高出力
- 48kW(65.3ps)/6,800rpm
- 最大トルク
- 73N・m(7.4kgf・m)/5,000rpm
- 燃料タンク容量
- 21ℓ
- タイヤサイズ
- F=100/90-18・R=150/70-17
- 価格/カラーリング
-
132万円/フォーマルブルー・カジュアルグレー
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