ホンダは第38回大阪モーターサイクルショーの会場で、新型ロードスポーツモデル「HAWK 11(ホーク イレブン)」を市販予定車として世界初公開した。
HAWK 11は、経験豊かなベテランライダーを中心としたユーザー層をターゲットとして、新たな価値観と充実したバイクライフを提案する日本市場向けの大型モーターサイクルと位置付けられている。
エンジンは6速マニュアルトランスミッションの水冷・4ストローク・OHC・直列2気筒1,082㏄エンジンを採用。おそらくCRF1100LアフリカツインやREBEL1100がベースだと推測できる。出力特性としては低速から豊かで幅広く使えるトルクと高回転までスムーズに回る特性を追求し、スポーツモデルらしいダイレクトなスロットルレスポンスに寄与するスロットルバイワイヤシステムや、走行状況や好みに合わせてあらかじめ設定された出力特性を選択できるライディングモードなど、ライディングをサポートする先進の電子制御技術を搭載するとのこと。
車体はセミダブルクレードルフレームに前後17インチホイールを組み合わせ、軽快なハンドリングに寄与するキャスター角を設定。サイレンサーの位置を上方に配置しバンク角を確保しながら、セパレートハンドルによる前傾姿勢のライディングポジションとすることで、ワインディング走行を楽しめるディメンションに設定。フロントフォークには倒立タイプを採用し、フロントブレーキはラジアルマウント方式、ホイールもCBR1000RR-Rのように細型スポークを用いたものとしたように、スポーツ性能を重視したことが随所からうかがえる。
スタイリングは、走りの楽しみを忘れない大人のバイクであることの象徴として、一体成型FRP製のロケットカウルを装備。大きく緩やかな曲面は、走行時のみならず「走り終えた充足感」までも重視した仕上がりを目指したとホンダでは説明している。ライダーの収まりのよいシルエットは、ボディー前後方向にわたる水平方向のラインと、タンクとシートを分ける垂直方向のラインとの交差を基調としたパーツ構成で成り立たせたとのことだ。
エンジンの鼓動と排気音を感じながら軽快な走りを楽しむ、スポーツバイク本来の楽しさや味わい深さをHAWK 11で提供すると解説ではまとめられている。
HAWK 11に関する情報は大阪モーターサイクルショー開催と同時に公開されたHondaモーターサイクルショー2022特設サイトでも公開されているが、同サイト内でカスタマイズモデルも公開。こちらはモリワキエンジニアリングのサイレンサーとメーカー不明のエンジンガード、ガソリンタンクにはおそらくストンプグリップが確認できるほか、ホイールやシートレールのブラック塗装など差異も見て取れる。ホンダはカスタマイズモデルも近年では積極的に公開しているので、そちらも注目したいところだ。
HAWK 11は3月25日(金)から27日(日)まで東京ビッグサイトで開催される「第49回東京モーターサイクルショー」4月8日(金)から10日(日)までAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催される「第1回 名古屋モーターサイクルショー」にも出展される。
CONTACT
- 問い合わせ先
- Hondaお客様相談センター
- 電話番号
- 0120-086819
- URL
- https://www.honda.co.jp/motor/