どちらかというと小さい部類の155cmライダーによるインプレッション。小難しいことは書けないけれど、少しでも参考にしてもらえたらうれしい。
ライダースペック
身長:155cm/体重:46kg
小さいくせにシート高が高いバイクに乗りたがるバイク歴5年ライダー。最近はモタードにハマるも、スーパースポーツも好き。オフロードバイクや、レトロスタイルのバイクにはめっぽううといが、少しでも愛車選びの参考になるようなインプレッションをお伝えしていきます。
足つき性は△。でも安定感◎
810㎜とスポーツモデルならではのシート高で、両足ツマ先が接地する程度。決して足つき性良好とはいいがたいのだが、シートが細く絞られているおかげでまたがっている本人の感覚では不安定さはなし。片足であれば腰を大幅にズラさなくても土踏まず手前まで着くので、足の入れ替えや信号待ちなどでは何ら問題ない。
また車重は214㎏もあるのだが、またがった後の引き起こしや取り回し時に意外にも重さを感じない。ハンドルも他のネイキッドモデルより低めに設定されているので取り回しで力をかけやすく、乗車時のライディングポジションもなじみやすいのが特徴だ。
リッターバイクで峠道を楽しいと感じられる
10月28日発売のレディスバイクでも2ページにわたりインプレッションを掲載しているのだが、ウェブでは大まかなインプレッションをしていこうと思う。
エンジンはスーパースポーツにカテゴライズされるGSX-R1000のエンジンを搭載したストリートファイターモデル。これまで1000㏄のスーパースポーツを所有していたのだが、正直ワインディングで軽快に楽しく走るというより、終始ビビリミッターが発動し怖がってばかりで楽しめてはいなかったと思う。
なので、インプレッションとはいってもリッターモデルでワインディングを走ると聞いてかなり緊張していたわけなのだが、またがってみたら想像以上に軽く感じてすんなり引き起こすことができた。エンストするようすもなく走り出しもスムーズで、ごく低速状態で走ってもギクシャクせず安定感があり、ワインディングでペースを上げてコーナーに進入しても恐怖心がほとんど感じない自分にかなり驚いたほどである。切り返しも軽快で初めて乗るバイクとは思えないほどなじみやすく、とにかく持て余している感が薄い。
一つだけ気になる点はニーグリップをした際にタンクからフレームにかけてのボリューミーなボディ。幅があり安心感はあるのだが、小柄なライダーにとっては少し幅広くしっかりとニーグリップができているという感触が薄いのだ。
しかしこれらはニーグリップパッドなどでグリップ力を足してあげることで解決できると思うので、そこまで心配する必要はなさそうだ。
この車両に興味が出たらレディスバイクの紙面にも目を通してほしい。
SUZUKI GSX-S1000のスペック
- 全長×全幅×全高
- 2,115×810×1,080(㎜)
- 軸間距離
- 1,460㎜
- シート高
- 810㎜
- 車両重量
- 214㎏
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒・998㎤
- 最高出力
- 110kW(150㎰)/11,000rpm
- 最大トルク
- 105N・m(10.7kgf・m)/9,250rpm
- 燃料タンク容量
- 19ℓ
- 燃費(WMTC)
- 16.6㎞/ℓ
- タイヤサイズ
- F=120/70-17・R=190/50-17
- 価格
- 143万円
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- スズキお客様相談室
- 電話番号
- 0120-402-253
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