南極走破プロジェクト「90° SOUTH – Quest for the Pole」成功!
世界最古のバイクメーカー、ロイヤルエンフィールドが創業120周年を迎えた2020年、“南極走破プロジェクト「90° SOUTH – Quest for the Pole」”を11月に始動。
そして28日間をかけ400㎞を走破し12月16日に無事南極点に到達。
凍った海の上から出発して極点を目指すという、これまでバイクが通ったことのないルートでの挑戦。南極大陸のロス棚氷から南極点までを2名のライダーがアドベンチャーモデル“Himalayan”に乗って駆け抜けるというプロジェクトだ。
11月26日に南アフリカのケープタウンを出発し南極のノボ(Novo)に到着したあと、4日間の高所順応、物資の積み込み、装備や車両のチェックなどを実施。ノボから9日間かけ、チームは気温マイナス30〜25度、強風という極限の気候条件の中、ロス棚氷に向かって3,200kmの距離を走破。
大陸の最南端に位置するロス棚氷は、南極点を目指すライダーたちの出発地点として指定していたが、予期せぬブリザード発生により南緯86度ではなく87度からスタートするコースに変更された。様々な予期せぬトラブルなどに見舞われながらもチームは12月16日に無事南極点に到達し、新たな歴史を刻んだ。
現在チームは南極大陸西部のユニオン氷河に向かっており、そこからチリのプンタ・アレーナスへ飛び立つ予定だそうだ。
プロジェクトで使用しているHimarayanは2台とも過酷な環境下で雪や氷上も走行できるよう改造が施され、圧雪されたコースを走行することでタイヤと雪の抵抗を減らし排ガスを極限まで制限。また同社は「#LeaveEveryPlaceBetter(あらゆる場所をより良くする)」という信念の掲げており、チームは人間の排泄物を含む全ての廃棄物を持ち帰り、適切に処理することを徹底した、地球環境への配慮も忘れていない。
ロイヤルエンフィールドの公式YouTubeではプロジェクトムービーも見られるので、ぜひともチェックしてみてほしい。