ビー・エム・ダブリューは10月21日、国土交通省に対してリコールの届け出を行なった。
不具合が発生した車種はS1000RRで、不具合が発生した部位は原動機 (インテークおよびエキゾーストバルブ)。
不具合は原動機内のインテークおよびエキゾーストバルブにおいて、バルブの表面皮膜加工が不適切なため、バルブガイドが早期に摩耗することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、バルブガイドが摩耗することで異音が発生し、最悪の場合、バルブとバルブガイドが破損することでエンジンが停止し、走行不能に至るおそれがある。
対策として全車両、シリンダーヘッド一式を対策品に交換する。
不具合はドイツ本国からの情報で発見され、不具合の報告件数は0件。不具合を起因とする事故は報告されていない。
対象となる車両の通称名、型式、車台番号、製作期間、台数は以下のとおりだ。なお、リコール対象車の車台番号の範囲には対象とならない車両も含まれる場合があるが、当該車種のオーナーは早急に最寄りのBMW Motorrad正規ディーラーに相談いただきたい。
対象車両情報
- 車名
- BMW
- 型式
- 2BL-S10AA
- 通称名
- 「BMW S1000RR」
- リコール対象車の車台番号の範囲
- WB10E2102LZJ96130〜WB10E210XLZJ97218・WB10E2108L6D00432〜WB10E2109L6D09978
- リコール対象車の製作期間
- 令和2年2月12日〜令和2年3月3日・令和2年3月5日〜令和2年5月6日
- リコール対象車の台数
- 合計190台(123台・67台)
国土交通省『リコールの届出について(BMW BMW S1000RR)』(令和3年10月21日)
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