“ラブ・ジ・アース”とは普段ガソリンを燃焼させて少なくない窒素や二酸化炭素を排出しているバイク乗りが、地球環境の向上・改善に何かできないかとスタートした環境保護活動のこと。その具体例として海岸清掃を定期的に行なっているのだ。今回で37回ということからもわかるように、2002年スタートの息の長い活動となっている。

ミーティングは2部構成になっていて、トータルでの時間は約4時間。そのうち海岸清掃は午前中の1時間30分程度、おのおののペースで海岸を清掃するだけ。とくにノルマはないし、回収したゴミの量などによって賞典があるわけでもない。でも、そのわずかな時間だけでも環境に配慮してもらえるキッカケになってくれれば、そしてその会場だけではなく身近な場所でも環境保護について考えてもらえるのなら幸いだ。

今回のゲストライダーは全日本モトクロス選手権に参戦中の久保まな選手が参加を決定しており、ブース出展としてホンダ、ヤマハ、スズキの車両3メーカーに加え、WIMA、山城、D.I.D、べスラ、エルフ、フラッグシップ、広島化成、オートバイブックスの参加が決定している。

ただし、新型コロナウイルス感染症は完全に撲滅できたわけではないので、引き続き現地での参加者やスタッフに対するアルコール消毒や検温の実施、マスク・フェイスシールドなどの着用の呼びかけなどを行なうなど、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を徹底的に抑え込む施策を実施するので、ぜひご協力をお願いしたいとのことだ。

参加費は無料で事前エントリーも不要なので、フラリとツーリング途中に立ち寄ってもいいし、実際に午前中の清掃活動を行なってからツーリングに向かう人たちもいるし、帰り際のイベントに立ち寄るという人もいる。参加のスタイルは皆さんの自由なので、気軽に一度でも触れていただければ幸いだ。

なお、ラブ・ジ・アースミーティングの特徴としては、参加者全員がライダーとは限らず、地元のライダー以外の人たちが自動車や徒歩で参加することも多い。バイクの挙動を知らなかったり、騒音に対して敏感な反応をされることも考えられるので、会場周辺の速度や騒音に関しては、いつも以上に気を配っていただきたい。

小雨決行だが極度の悪天候が予想されたり、諸事情により延期や中止もあり得るので、詳細はラブ・ジ・アース公式サイトで随時確認いただきたい。