ホンダは5月20日、国土交通省にリコールの届け出を行なった。
対象となるのはCBR400Rや400X、CBR650R、CB650R、レブル500の5車種で、いずれも不具合が発生した部位は後部反射器となる。
後部反射器において、反射器を成型する条件管理が不適切なため、反射器内部の表面が正しく成型されていないものがある。そのため、反射光が散乱して保安基準第38条(後部反射器の基準)に適合しないおそれがある、と発表している。
対策として全車両、後部反射器を良品と交換する。
不具合は関連会社からの情報により発見され、不具合の報告件数は0件。不具合を起因とする事故は発生していない。
対象となる車両の通称名、型式、車台番号、製作期間、台数は以下のとおり。なお車名が同一でも型式が異なったり製作時期、車台番号が異なることもあるので注意いただきたい。
CBR400R/400X
- 型式:2BL-NC56
- 車台番号:NC56-1002385〜NC56-1002664
- 製作期間:令和2年3月16日〜令和2年5月22日
- リコール対象車両台数:280台
CBR400R/400X
- 型式:2BL-NC56
- 車台番号:NC56-1100001〜NC56-1101680
- 製作期間:令和2年6月17日〜令和3年2月23日
- リコール対象車両台数:1,679台
CBR650R/CB650R
- 型式:2BL-RH03
- 車台番号:RH03-1002354〜RH03-1003313
- 製作期間:令和2年2月24日〜令和2年11月4日
- リコール対象車両台数:960台
CBR650R/CB650R
- 型式:2BL-RH03
- 車台番号:RH03-1100011〜RH03-1100650
- 製作期間:令和2年11月30日〜令和3年2月12日
- リコール対象車両台数:637台
Rebel 500
- 型式:2BL-PC60
- 車台番号:PC60-1200005〜PC60-1200524
- 製作期間:令和2年3月24日〜令和3年1月22日
- リコール対象車両台数:520台
交換修理用部品として出荷したものは以下のとおり。以下の交換修理用部品が組み付けられた車両は、同様の改善を実施する。
リフレックスリフレクタ
- 部品番号:33741-KPL-902
- 出荷時期:令和2年2月4日〜令和3年3月31日
- 部品数:131個
使用者にはダイレクトメールなどで告知されるが、当該車両のオーナーは車台番号を確認の上、早急に最寄りのホンダ正規販売店に相談いただきたい。
国土交通省『リコールの届出について(ホンダ CBR400R 他)』(令和3年5月20日)
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