カッコいいバイクでも汚ければ魅力は半減
ぱっと見はきれいでもバイクは排ガスやブレーキダスト、チェーンルブやドロなどさまざまな汚れが付着している。また冬の間乗っていなかったバイクのチェーンにはホコリや砂が付着している場合などもあり、乗っていなくとも定期的にメンテナンスを行なうことが大切だ。
洗車に決まりはない!でも覚えておくと損はナシ
まずは水で湿らせたウェスを使ってホコリなどの汚れを簡単にふき取る作業からスタート。汚れが付着した状態でケミカル類を使うと、ムラが出たりキズがつく原因にもなりうるので要注意。
ふく際は車体の真ん中より上側のタンクや外装パーツをふき、次にアンダーカウルなどの地面に近い外装系パーツ。最後に足まわりと汚れの度合いを見て行なおう。
軽く汚れを取ったらパーツに合わせたケミカルを使って念入りに磨く。艶アリ、艶ナシでも推奨されているケミカルが異なるのでチェックが必要だ。今回使用したのは水なし洗車がコンセプトのケミカルだが、これらは上記にも書いたようにキズなどがつく原因にもなりかねないので汚れがひどくないときに使うのがおススメだ。
洗車に役立つ小ネタをちょっとご紹介
黒いパーツは日光や経年劣化などさまざまな要因で白くなりがちなため、コーティング力のあるケミカルで磨くと本来の黒さに近い色味を取り戻す。またバイクメーカーから樹脂復活剤なども販売されているのでそちらもおススメ。
チェーンはぱっと見きれいでサビなどがなくとも、ホコリや砂などが付着していたりルブが蒸発してしまっている可能性もあるので500~1,000km走行を目安に洗浄および注油を行なうと安心。
ホイールを磨く際にディスクに触れてしまいそうな場所はミトン型クロス!これなら的確にしっかりと汚れをふき上げることができ、手もキズつけず汚さず掃除が可能だ。
またホイールの細かい溝に付着した汚れなどは、一度ケミカルを吹きかけて1分ほど放置。汚れを浮き上がらせてからふきあげるのがおススメ。(徹底的にきれいにしたい場合は綿棒などを使用)
これらを駆使すれば見違えるほどにバイクはきれいに!
汚れは蓄積すればするほど除去に手間がかかり、パーツなどの劣化などにもつながりやすくなるもの。洗車を定期的に行なうことでちょっとしたバイクの変化にも気づきやすくなり、バイクのトラブルも未然に防げる可能性だって秘めている。
走りやすい気候になってきた今、愛車を走らせたい!という気持ちよりもまずは愛車をきれいにして、清々しい気分でツーリングシーズンを迎えた方が安全でより楽しく過ごせるはずだ。