どちらかというと小さい部類の155cm(といいつつじつは154.3㎝)ライダーによるインプレッション。小難しいことは書けないけれど、少しでも参考にしてもらえたらうれしい。
ライダースペック
身長:155cm(自称)/体重:46kg
小さいくせにシート高が高いバイクに乗りたがる、もうすぐバイク歴4年ライダー。普段はスーパースポーツに乗っているのでオフロードバイクや、レトロスタイルのバイクにはめっぽううといが、がんばってインプレッションしていきます。
どこまでも行けると思わせてくれるミドルアドベンチャー
373ccの単気筒エンジンを搭載したKTMの普通二輪免許で乗れるミドルアドベンチャーモデル。シート高855mmでアドベンチャーらしい腰高な印象。両足を降ろしても地面に触れることはなく、またビッグバイクに引けを取らない車格と存在感は重量級アドベンチャーな見た目をしており、シート高の数値から見ても乗れる気がしなかった。だがしかし、車体を起こしてみると重心は高すぎず拍子抜けするほどの軽さで驚きを隠せなかった。
400㏄には満たない排気量だが高速道路上で本線に合流する際も軽快なシフトアップでしっかり加速してくれ、6速固定での高速巡航時も単気筒独特のドコドコした手に伝わる振動はあまりなく、アップライトなポジションは疲労感も少ないので快適な乗り心地という印象。
実際に走り出してみると発進もすんなりと行なうことができ、低速走行やUターンを試してみたがギクシャクすることもなく回転数を上げるとモリモリと加速し、キビキビと走れる印象。また高速走行では高いギヤを維持した状態でアクセルをひねってもガタつくことなくなめらかに加速し、余裕を持った走りができた。
さらにうれしいのはコンパクトでデザインを邪魔しないスクリーンの存在。小柄なライダーだと風がほぼ当たらず、高速巡航時の疲労感は皆無。気負わずにどこまでも走っていけそう、そう思わせてくれた。身長があって足つきに不安がない、というのに越したことはないのだが女性にもおすすめできる1台。
ライディングポジション
足つき性
取りまわし
タンデム(タンデマ―目線)
KTM 390ADVENTUREのスペック
- 全長×全幅×全高
- ─
- 軸間距離
- 1,430±15.5mm
- シート高
- 855mm
- 乾燥重量
- 158kg
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークDOHC 4バルブ 単気筒・373.2cm3
- 最高出力
- 32kW(44㎰)/9,000rpm
- 最大トルク
- 37N・m(3.77kgf・m)/7,000rpm
- タンク容量
- 約14.5ℓ
- 燃費(WMTC)
- 29.6㎞/ℓ
- タイヤサイズ
- F=100/90-19・R=130/80-17
- 価格
- 75万9,000円(税10%込)
- カラーバリエーション
- オレンジ・ホワイト
CONTACT
- 問い合わせ先
- KTMジャパン
- 電話番号
- 03-3527-8885
- URL
- https://www.ktm.com/jp/