ZX-10RシリーズのECUの一部に不具合あり。オーナーは即時チェックを!
5月27日、川崎重工は国土交通省に対し、Ninja ZX-10RシリーズのECUに不具合があるとし、リコールの届け出を行なったと発表。
対象車両はNinja ZX-10R、Ninja ZX-10RR、Ninja ZX-10R SEの3車種。
上記3車種はECUの燃料噴射制御プログラムが不適切なため、エンジン高負荷領域でクイックシフターを使用してシフトアップした場合、排気通路内で大きな燃焼が発生することがあるという内容。その結果、二次エアバルブ(エアサクションバルブ)に高い圧力がかかり、当該バルブが変形・損傷し、当該バルブから逆流した高温の排気ガスにより周辺部品が溶損し、最悪の場合、火災に至るおそれがあると川崎重工は説明している。
改善措置として当該車両は全車両、燃料噴射制御プログラムを対策プログラムに書き替えを実施。また、エアサクションバルブを新品に交換するとともに、周辺部品を点検し、損傷が認められるものは新品に交換する。
リコール対象車両は車体番号がZXT02E-001490からZXT02E-005782まで。製造されたのは平成31年1月21日~令和2年3月19日となっている。リコール台数は994台だ。
詳細については川崎重工のウェブサイト、及び国土交通省の報道発表資料をご確認いただきたい。
川崎重工 リコール情報:Ninja ZX-10R (2020年5月27日届出)
国土交通省 リコールの届出について(カワサキ Ninja ZX-10R 他)
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