昨今の状況を鑑みて出展予定内容をインターネットで全公開
もはや説明する必要がないほど全世界的に猛威を振るい続けている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。大型屋内イベントは軒並み感染拡大を予防するため中止となり、3月20~22日開催予定だった第36回大阪モーターサイクルショー、3月27~29日に予定されていた第47東京モーターサイクルショーともに開催を中止。この時世では仕方がない話だが、毎年恒例となっていたバイク界最大の展示会だけに、中止の知らせにガッカリした人もいたのではないだろうか。
そこでホンダは、モーターサイクルショーでお披露目するはずだった展示内容をそっくり再現し、そのようすを3月27日(金)からWEB上で“バーチャルモーターサイクルショー”として配信を開始した。またその舞台となった会場は報道関係者を招いて公開されたので、内容をレポートしていくぞ。
会場には東京モーターサイクルショーで展示予定だったブースをそっくり再現。その特設ステージではホンダモーターサイクルジャパン・加藤千明社長のプレスカンファレンスが冒頭に行なわれ、“質的な進化と量的な創造”をテーマとしたホンダの取り組みや展開をアピール。それに関連して、4月6日からスタートさせるレンタルバイク事業“HondaGO BIKE RENTAL”と過去の名車VFR750R(RC30)”リフレッシュプラン”についても解説した。
“HondaGO BIKE RENTAL”とは?
“リフレッシュプラン”とは?
ホンダは過去に生産され、多数の純正パーツが廃番化したNSR250RやCB750FOURの純正パーツ復刻にも取り組んでいるが、このたび1987年登場のVFR750R(RC30)のリフレッシュプランを6月からスタートさせる予定だ。新たに設立する“モーターサイクルリフレッシュセンター”で車両を預け、同社の熟練整備士がベストコンディションに仕上げという内容。価格・メニューはまだ未定だが、全車種とまでは言わないが、より多くの車種にも適合を期待したい!
CB-F CONCEPT
今回の目玉は世界初公開となった“CB-F CONCEPT”だ。次期CBを求める声が以前から多く寄られてきたことを受けてコンセプトモデルを製作。各CBオーナーミーティングでも展示される予定だ。おそらくCB1000Rベースと思われるが、詳細に関しては4月24日発売の姉妹誌タンデムスタイルで解説予定。
スーパーカブ110・スペシャルver.
そしてもう一つの注目株は参考出展時に“スーパーカブ110・スペシャルver.”と題されていた1台。これはアニメ映画”天気の子”に登場したピンク色のカブと同色を採用するスーパーカブ110の特別仕様車で、こちらは先に紹介した“HondaGO BIKE RENTAL”のレンタル車両として用意されるとのこと。全国で映画同様にピンクカブを走られることができちゃうぞ!
レブルコラボグッズ展開
また本誌としてとくに取り上げたいのがレブルとのコラボグッズ展開だ。アーバンライナーとして広く支持されているレブルシリーズのアクティブさや自由さをイメージしたライディングジャケット(右)とレインジャケット(左)を展示。いずれもストリートシーンに自然に溶け込みつつ、しっかり肩やヒジにはプロテクターを採用する本格派だ。またニューエラ製をベースとしたキャップも展示されていた。
Dream Networkブース
“Dream Networkブース”は基本的にバイクとギア類をセットにした展示内容。CRF1100アフリカツインやCB1000R、CBR250RR、CBR1000RR-Rファイヤーブレードも合わせやすいウエアやヘルメットと一緒に展示されていた。
CT125・ハンターカブ展示
市販が決定したばかりのCT125・ハンターカブも2色が展示。ちなみにイグニッションオン(エンジンは不動)の状態で置かれていたのでウインカー操作も確認できた。モーターサイクルショーでの展示と同じく関係者もまたがれた。
CB650Rカスタムモデル
CB650Rをベースにしたカスタムモデルも展示されていた。マフラーやステップなどをモリワキにするほか、カスタムシートなどを導入してストリートファイターというかカフェレーサーのテイストを強調。こちらもバイクをイメージに合わせたヘルメットやジャケットといったグッズ類とセットに展示されていた。
各種新型モデルの展示
ブース内には新型モデルをズラリを展示。フルモデルチェンジされたCBR1000RR-R FIREBALDEやCRF1100Lアフリカツイン、CBシリーズ、CBRシリーズ、レブルやAVD150などのストリートモデルなどが用意されていた。
レーシングマシン展示
各種レースシーンでも活躍したレーシングマシンも紹介されていて、MotoGPのM・マルケス選手のチャンピオンマシンRC213Vやダカールラリー優勝者のR・ブラベック選手のCRF450ラリー、またオン・オフの全日本参戦車両も展示。
もちろんこの方々も
なお、これらの情報は随時“Hondaバーチャルモーターサイクルショー”でも情報が更新・紹介される予定とのこと。すでにブース内容の紹介ムービーが掲載されているが、今後の更新にもご期待あれ!
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