モータースポーツには欠かせない存在に
二輪用ヘルメットメーカーとして知られるアライヘルメット。そのアライヘルメットの代表取締役である新井理夫氏が、2019年11月末にモナコで開催された“国際モーターサイクリズム連盟”通称FIM(以下FIM)の総会で『ニコラス・ロディル・デル・バレ・ゴールドメダル』が授与された。
FIMはMotoGPやモトクロス世界選手権など二輪モータースポーツの国際統括を行なう国際機関。今回新井氏が受賞したゴールドメダルは、二輪レース活動に大きく貢献した人物や企業の経営者に与えられるもので、該当者がいる場合のみ表彰されるという大変名誉な賞なのだ。
FIMは今回の新井氏の授与理由を「永年にわたり、多くのライダーたちの安全に寄与し、モーターサイクルスポーツに多大なる貢献を果たした」と発表。
新井氏は日本人としては2人め、計23人めのゴールドメダリストとなるが、ライダー用装具のメーカーとしては史上初。創業当初から、一般ライダーはもちろん過酷なレースで命の危険まであるレースシーンなどでライダーの安全を守り進化し続けるアライヘルメットの技術、モノづくりへの情熱そのすべてが世界に認められたといっても過言ではないだろう。
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