サーキットでの速さを追求
2019年のEICMAで発表となり、そのレーシーなフォルムに全世界から注目が集まったホンダ・CBR1000RR-R。その詳細に迫る。
写真:夏目健司
ライダーをサポートするさまざまな機能を装備
ホンダのスーパースポーツシリーズCBRの最新フラッグシップモデルとして、サーキットで速く走ることに主眼を置いて開発されたモデルである。本田宗一郎の名文句の一つに「レースは走る実験室」があるけれど、最近のMotoGPは市販車へのフィードバックからかけ離れた存在というイメージがあった。
ところが、このCBRは、これまでの車両と比べて、もっともMotoGPを走るRC213Vからのフィードバックのあった車両なんだそう。確かに、サイドカウルから張り出したウイングレットのように目で見てわかるところもある。まさに世界最高峰のロードレースで常勝のマシン直系のモデルといっても過言ではないのかもしれない。
新たにレーススタート時の操作をサポートするスタートモード制御を採用するなど電子制御も進化しており、価格などの詳細が気になるところだ。
スタンダードとSPの差
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