スズキはイタリア・ミラノで開催中のEICMA2019で、新型となるV-STROM(ブイストローム)1050/XTを海外向けに発表した。
スポーツアドベンチャーとして街中はもちろん高速道路や山岳地帯まで、あらゆるステージを軽々と走破し、かつ楽しめるスポーツアドベンチャーツアラーとして位置づけられているVストローム1050/XT。Vストローム1000を全面改良したかっこうで、外観も完全に刷新されている。88年発売のDR750Sをモチーフにデザインされているが、より現代的にアレンジ。また高さ調整可能なウインドスクリーンに加え、頑強さを強調するアルミ製のテーパーハンドルバーを標準装備している。
1,037cm3のV型2気筒エンジンは電子制御スロットルの採用や吸排気タイミングを調整することで、出力アップを図りながら燃費性能を維持するうえ、2020年からヨーロッパで導入される新排ガス規制ユーロ5に適合。また、出力特性を3つのうちから選択できるSDMS(スズキドライブモードセレクター)や、3段階から調整できるトラクションコントロールなど、さまざまな走行シチュエーションに対応する電子制御システムS.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)を新たに搭載。長距離ツーリングで求められる使い勝手や利便性を追求している。
また、Vストローム1050XTには新採用のクルーズコントロールやヒルホールドコントロールのほか、下り坂や荷重に応じてブレーキを制御する機能などを採用している。さらにワイヤースポークホイールやナックルカバー、アルミ製アンダーカウル、センタースタンド、LEDウインカー、シート高調整機能(1050は3段階で工具必須、XTは11段階で工具不要)、12Vアクセサリーソケット、アクセサリーバーを標準装備。特別色としてヘリテージスペシャルも用意されている。
発売はヨーロッパや北米を中心に、2020年初頭よりスタートする予定。価格は未定。
スズキ公式 Vストローム1050/XT プロモーションビデオ
Vストローム1050/XT
エンジン:水冷4サイクルV型2気筒・1,037cm3
最高出力:79kW(107ps)/8,500rpm
最大トルク:100N・m(10.1kgf・m)/6,000rpm
全長×全幅×全高:2,265×870[940]×1,515[1,465]mm
ホイールベース:1,555mm
車体重量:236[247]kg
※[ ]内はV-STROM1050XT
スズキ EICMA2019 Vストローム1050/XT特設ページ(英語)
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