ガードレールに衝突しました…
教習所に通い始めて8日目。いよいよ終わりが見えてきました。天気は晴れ。今日は12時から予約を入れてます。通っている武蔵境教習所は駅から近く、駅の周りにはご飯屋さんや喫茶店が充実してるので、この日もお昼ご飯を駅で食べてからゆったり登校。
1時間目は苦手なシミュレーター。シミュレーターに1回乗ると、実車に乗ったときの感覚がつかみにくくなるんですよね。これってわたしだけなのかしら。教官は前のシミュレーターの時間でもお世話になった高橋智弘インストラクターです。リラックス感ただようとっても耳なじみのいい声の先生です。
この時間はこの後の実車の授業とセットで、前回の体験走行の応用編って感じでした。
バイクに乗り40km/hから徐々にスピードを上げて行き、ブレーキをいっさい使えないのでカーブを曲がりきれなくなりガードレールに衝突しました。死にました。シミュレーターとはいえすごく怖かったし、本当に不快だったわん。
続いて右回りと左回りでそれぞれコースをぐるぐる。「右左折どっちが苦手?」と聞かれ、クランクを思い出してみます。
右折! 右折が苦手です!!
ほとんどの人が右折が苦手なんですって。しかも道路は水はけのために両端に向かって湾曲してるため左折時はタイヤがきちんと接地しますが、右折時はタイヤの右端しか接地しません。そのため右折は滑りやすく倒れやすいので注意が必要なんですって。
ABSのことも教えてもらいました。わたしの古いクルマには搭載されていない便利な機能。A(:アンチロック)B(:ブレーキ)S(:システム)。四輪のABSはタイヤロックを防ぐことでハンドル操作が可能になり回避ができます。そんなABSが搭載されている二輪車もあるんですが、ロックは防げても転倒は防げないのでハンドル操作はNG。ただ、今やっている急制動のようにじんわりブレーキは意識しなくていいので思いっきりブレーキをにぎって&踏んで止まることができます。人間はあせると思いっきりブレーキかけてしまうので(これをパニックブレーキっていうらしい)、バイクのABSもとっても大事な機能ですね。
一通り説明をしてもらい、もう一度シミュレーターにライドオン。今度はカーブ前も減速してよくて、急にきつくなるカーブとかぬれた路面、砂利道などさまざまな路面を体験。順調にクリアしていき、次の障害はトンネルだ~、なんて油断してたらその手前にあった橋の上で横風にあおられクラッシュ。橋の上では横風に気をつけてってモーターサイクルショーでも教えてもらってたのに!
オッサンみたいなうめき声が…
あっという間に1時間が経過しそのまま2限目へ。
スラッと背の高い山下剛インストラクターが待合室まで迎えにきてくれした。すると開口一番、「今日変な天気だから気をつけましょう」。わたしの知らないうちに雨降って止んだらしい。外を見ると路面もだいぶぬれています。とりあえず晴れてくれてよかった~。
この時間はさっきのシミュレーターとセットで“体験ケース”という授業らしい。小達インストラクターとその生徒さんと一緒に受けます。
プロテクターをひととおり身に着け、もう一人の生徒さんと山下教官の運転する四輪に乗り込みます。消える小達教官。「急ブレーキするので何かにつかまって」と山下教官。
何が起こるの!? 怖い…。
「まずは巻き込み」
戸惑う2人の生徒はおかまいなしに淡々と授業を進める山下教官。なんてクールなのかしらとほれぼれしながら左折するクルマに身を任せたその瞬間…
飛び出してくる二輪!! 急ブレーキ!! その予想外の衝撃!!
バッキャロー!!! どこ見てんだ!!!って…、ん?
バイクに乗っていたのは小達教官。
なるほど理解しました。しかしブレーキの衝撃ってとんでもないですね。思わず笑っちゃった。続いて合図の遅れによる衝突。またも飛び出す小達教官! 優先道路を走行中にバイクが飛び出してくるケースでも飛び出してくる小達教官! 他にも右直事故を体験。その度に襲いかかる急ブレーキの衝撃に「おおう」というオッサンみたいなうめき声と「フヒヒっ」って変な笑い声が出てしまうことが恥ずかしかった…。
小達教官も山下教官もスタントマンみたいでとってもカッコよかったです。わたしも早くあれぐらい乗れるようになりたいな~
よし! 頑張ろう!
ケース体験が終わり、その後自由走行に移ります。自由走行ではあらかじめ自分でコースを設定し、教官を先導しながらそのコースを走ります。教官は決めたコースを知らないので置いていかないようミラーで確認しながら走る。これツーリングセンス問われていますよね。山下教官を置いていかないよう集中しすぎてキープレフトがおろそかになってしまったので、ツーリングの先導はまだまだムリそうです。
余った時間で“イ”、“ロ”のコースを練習。
1ヶ所コースを間違えそうになってしまいましたが、山下教官からこのままなら見極めも大丈夫だろうといっていただけました。時間が来たのでバイクを止め講評をいただくために待合室のなかへ。その瞬間雨が降り出してきました! それもけっこうなやつ。1番最初に上がったわたしは大丈夫でしたが、それ以降戻ってきた方は若干ぬれてしまっていました。雨もいつの間にかヒョウに変わり、雷鳴もとどろいています。
山下教官ガチの晴れ男じゃないですか…!
そんな山下教官はシンプルでわかりやすい指導が印象的でした。
授業後は待合室でちはやふる読みながら雨宿り。
次の時間はシミュレーター。そしてそのまま見極めです。見極め通ったら卒検だー!!!
山下インストラクターによる評価
交差点で起こりやすい事故の理解を深めていただいた後、今までの復習を行ないました。落合さんは、進路変更の際の安全確認を忘れずにしっかりと行なっていました。また、交差点の判断も的確で全体的に大変よくできていました。ただウィンカーの消し忘れが少々ありましたので、次回は忘れずに行ってください。
高橋インストラクターによる評価
運転シミュレータを使って、カーブ事故につながる危険と、その対処の仕方を理解していただきました。オーバースピードでのカーブ進入の危険性やカーブの手前減速の大切さを十分に感じていただけたようです。運転技術の練習だけでなく、運転教本を読み込むことで知識が得られ、より安全運転につながります。