勢いで短期間のうちに卒検まで行きたい!
2日続けて教習入れてみました。やっぱ20歳すぎちゃうと物覚え悪くなってくるというか、カンが悪くなるというか…、次から次へと身体に叩き込まないとヤバイという危機感が前日の教習で生まれまして…。ということで、今回も1段階で受けられるMAXの2時限を受講してまいりました。これどこの教習所も一緒なのかな?
わたしが通っている武蔵境自動車教習所では教習が1段階と2段階に分かれていて、どちらも公道には出ず、すべて教習所内で行なわれます。普通自動車免許所持、MT普通二輪受講のわたしの場合、1段階が9時限で2段階が8時限あります。1段階では1日に2時限まで受講でき、2段階ではどこかに休憩を1時間以上挟まないといけませんが、3時限まで受講が可能です。そこに卒検を入れると最短8日で免許取得が可能というわけ。仕事もあるので毎日は通えませんが、なるべく短期間で、卒検まで勢いで行ってしまいたいですよね!
この日も朝から雨。教習所に着くと雨は上がっていましたが、まだ油断は禁物。待ち合い室でとりあえずメロンソーダ。タダと思うと意地でも飲んじゃう!
ロッカーに荷物を入れてロッカーナンバーをひかえます。昨日ロッカー開かなくなるという失態を犯してしまったので、そのあたりは慎重にね!
シミュレーターで急制動を体感
今日の1限目はシミュレーション。シミュレーションのときも長袖長ズボンは必須なのでご注意! 四輪免許の教習でもシミュレーションありましたが、苦手だったんですよね。高速のシミュレーションで前のクルマに重なった状態で走行した記憶があります。
IT-VIPプランではマンツーマンで教習が行なわれますが、この日のシミュレーションはグループで受講しました。一緒に受講するのはわたしより年下であろう20歳くらいの青年2人。クルマと二輪の違いを聞かれ、トンチンカンな答えしか出せないわたしと違い、バシっと答えられるお二方。きっと優秀な生徒さんなんだろうな。
シミュレーターはゲームセンターのバイクとは違い、傾きません。そのため体重移動ができず、ハンドル操作だけで曲がらないといけないので、その特徴を利用してハンドル操作だけでのコーナーの難しさを学んでいきます。「誰から乗りますか?」との教官の言葉に「じゃ、自分が」と手を挙げる青年A。
あんたカッコいいよ!
シミュレーターでも実車と同じようにブレーキをにぎって後方確認…、と同じ流れで乗車します。青年Aがあまりにもスムーズにエンジンスタートまでやるもんだから、早くもプレッシャーを感じてしまい、思わず教本で確認しちゃった。ダサいなー。青年Aが終わり、基本を教本で確認できたことだしと2番手に立候補。エンジンスタートし、いざ“走り出すぞーっ”とギヤをカチャカチャ。ん?なんだこれー!! 軽すぎてよくわからない! アクセル回しても音が変わるだけで実感が得られないため、自分が何速でスピードがどのくらいなのかまったくわからなくなってしまいました。とりあえず40km/hでカーブを通過すればいいとのことだったのでなんとかできましたが、モヤモヤが残ったままのシミュレーション体験となってしまいました。画面の動きも独特で、酔ってしまう教習生も少なくないらしい。
全員がコーナー体験を終えたところで、次の時間からの課題になる“急制動”の説明を受けました。急制動とは、指定された位置から急ブレーキをかけて、短い距離で安定した停止ができるようにする課題らしい。3速40km/hで走っている状態からパイロンを通過すると同時にアクセルを戻し前後輪ブレーキを同時にかけ停止ラインまでに止まる。パイロンから停止位置までの距離、11m。
短くない?
「11mで止まるからってブレーキ思いっきりにぎると身体吹っ飛ぶからね」と、教官。
怖くない?
いきなり実車じゃムリだろうということで、この時間にシミュレーションで体験します。11mで止まるためには早い段階で40km/hに到達する必要があります。加速してる状態からのブレーキと、安定したスピードで走っている状態からのブレーキだと、かかり方が違うらしい。思いっきり加速して、パイロン通過と同時にアクセル戻しブレーキ! 何とか止まれましたが、エンストしちゃった。でもこのエンストはOKらしい。クラッチを外さないことでエンジンブレーキもかかるので。停止位置でクラッチを瞬時ににぎることができればエンストも防げるとのこと。とりあえずできたけど。んー…、シミュレーションだと乗った実感が持てず、納得できないまま実車での教習を迎えます。
散々だったのはカッパのせいということで…
2限目。全体でいうと6限目。休憩時間中にマネージャーさんが視察に来たため今回は教習中の写真があるので、駄文に辟易しているかと思いますが、もうちょっとお付き合いください!
教官はシミュレーションから変わらず内野勝彦先生。天気は無情にも雨。やっぱ降ってきました。教官の判断でカッパを着用することに。天気が微妙だったので着てきたレザージャケットの上にプロテクターを装備し、その上からカッパを上下着用するとどうなるかわかりますか? 移動式サウナが完成するんです。立ってるだけで汗がじんわり。これは飛ばすしかない! まずは外周をグルグル走り、前の時間で習ったことを意識しつつウォーミングアップ。直線ではスピードに乗せ身体を冷まします。
前の時間のシミュレーターで感覚がメチャクチャになってしまったのか、はたまた雨のせいか、慣れないカッパのごわつきのせいか…、散々でした。終始パニックであまり記憶がありませんが、1本橋もスラロームもS字クランクも何から何までダメダメ。それでもなんとか急制動まで進み、最初なので30km/hから路面がぬれているときの停止距離である14mでの停止に挑戦。
お? 意外と止まれる。
続いて35km/hから14mで停止。
こちらも止まれる。
なんか急制動は得意みたいです。
むしろ、何でもない停車時にバイクを支えきれず転倒してしまうハプニングがありましたが、その点は足を着く位置をアドバイスしてもらい時間内に矯正することができました。
地面に着く左足は真横に出すのではなく、歩き出すイメージでやや前方に着くとバイクの動きにも対応でき、支えるのもラクちんに♪ 発進停止の際いつも不安定だったのは足つきのせいだったんですね~。内野教官がお兄ちゃんのように教えてくださるので、前半はパニクってただけのわたしもだんだん冷静さを取り戻せ、この時間もきちんと成長することができました。
バイクの教習に通い始めてから、毎回自分の成長を感じられるのでうれしい♡ 教習後、写真を撮ってくれていたマネージャーさんがしきりに教官の名前を聞いてきました。「内野勝彦さんです」と聞くや否や、「かつ兄ちゃんだ!!」と言い出すもんだからビックリ。どうやら幼馴染で、小さいころからよく遊んでもらってたんですって! すごい偶然と驚くと同時に、教官から感じたお兄さんっぽさはこのせいかと1人納得いたしました。
今回の靴チャレンジのご報告~!!!
今回は男子教習生を参考にビーンブーツで挑みましたが、過去最悪の結果でした。毎回過去最悪ってコメントしてますが、決して大ゲサなわけではなく、どうやら靴選びのセンスがないっぽい。前回のエンジニアブーツと同じで、つま先部分の厚みのせいでクラッチ操作がわかりにくいのが原因かと。あと単純に今回のビーンブーツはサイズが合ってないっていうね。大は小をかねるといいますが、靴に関してはそんなことないね! もう靴のなかで足が遊んじゃって遊んじゃって。
え? そんなこと知ってるって? や~、これから教習受けるみなさまは気を付けてくださいね! みなさまからの足下アドバイス、お待ちしております。
内野インストラクターによる評価
本日は、運転シミュレータを使ってバイクの特性の理解をしていただいた後、平均台やスラローム、急制動など新たな課題にチャレンジしていただきました。前半は発進時のエンストに苦労し、かなり悔しがっているようすでした。しかし、負けず嫌い?の根性ですぐに調子を取り戻し、新たな課題にも積極的でした。平均台のバランスもスラロームのライン取りもどんどんスムーズになってきました。これからの成長が楽しみですね。