落合恭子の免許取得物語

落合恭子の免許取得物語 Web版 教習3日目

大型バイクにまたがる美女にやられる…

朝から不安定な空模様です。今日は1日落ち着いた天気になるでしょうって言ってたのにウソつき天気予報!! いつものようにナップサックにヘルメットを入れて…。ってナップサックくさい!! なんか醤油くさい!! なので初めてヘルメットをハダカで持って行きました。なんだろう。ちょっと優越感。今わたしカッコいいんじゃない?!って気分になる。おもわず自分の影を激写!

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1時間目は前回に引き続き内野インストラクター。「お、今日は2つ結びだね」とさ細な髪型の変化にも気付く男子力の高さを見せてきます。さすがっす。

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この時間は見極め。予備で1時間とってありますが、「前回あれだけ教えたし、スラロームも大丈夫だろう」とじんわりプレッシャーをかけてきます。実際、前回本当に丁寧に教えてもらっちゃったからな。軽くウォーミングアップをして坂道発進からスタート。…何かがおかしい。続いて一本橋。うん。これはとってもいい感じ。ハンドルゆったりを心がけるようにしてから本当に安定しました。そしてスラローム。やっぱり3本目のポールにかすります。急制動は2速で40km/h出て満足して3速入れるのが遅れてしまいスピードが安定せず。波状路では丁寧に半クラ状態にしてゆっくり発進するも、遅すぎて凸を乗り越えられずコースアウト。そのままバランスをくずして久しぶりの転倒。クラッチをにぎって推進力がなくなったため凸が越えられなかったみたい。前半速く入りすぎるクセを意識したことが裏目に出てしまいました。

ボロボロだ…、身も心もボロボロ…。泣きそうになりながらS字クランクへ。こっちはなんとか成功。もう意地です。

「1時間目いっつも調子悪いよな」と指摘されて初めて気が付きました。だから卒検とか地獄なんす。でも今日の調子の悪さはもう1つ理由があったような…。というのも、この日はすぐ前を別の大型自動二輪教習生が走っていたのですが、その方がとんでもない美女だったんです。大型バイクにまたがる美女とかなんかもう同性でも見ほれるよね。サラッサラのロングヘアーが風になびいちゃってさ。髪伸ばそうかなとか意識がいろんな方向いちゃって、運転にまったく集中できませんでした。

この時間の大型自動二輪を受講していたのは彼女とわたしの2人だけで、男性は全員中型に乗っていたということも集中できなかった原因だと思う。なんか誇らしくて、少しうわついていたかもしれません。

その後はスラロームを何度も何度も練習。3本目のポールを意識しすぎて、もはや当たりに行っています。例のヤンキー走り練習で、

  • 視線を上げる
  • アクセルを一定に保つ
  • 切り返すタイミングでステップを踏む
  • リーンウィズorリーンイン

をしっかりたたき込みます。

あれも直して、これも気を付けて…。1つ直すと1つダメになっているという時間が続きます。「あんま考え過ぎんなよー」。内野インストラクターの言葉で目が覚めました。たりない頭使おうとしてるからダメなんですよね。もののけ姫ばりにネイチャーで生きてきたのだから、野生女は野生女らしく感覚でやりゃいいんです。

「Don’t think, FEEL!!」リー師匠もおっしゃってます。

考えることを辞めた途端、身体が軽くなってスラロームもするするクリア。まだ一本橋ほど安定してないしラッキーでクリアできた感じでしたが、一筋の光が見えた瞬間でした。そのいい流れに乗って、最後にもう1度一通りチャレンジ。波状路も問題なくクリアできました。ということで、無事1段階の見極めに合格!!

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どや~

内野教官にメモをいただき二段階へ進みます。

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目的の場所にたどり着けな~い!

10分の休憩をはさみ、2時間目。山下剛インストラクターが担当してくださいました。「はい、落合さんこんにちは~」、「こんにちは~」。…なんだろう。文字じゃ伝わらないのがくやしい。山下インストラクターは軽やかというかひょうひょうとしているというか、なんかおもしろいんです。

この時間はF1教習。普通自動二輪教習のときにも一度あった、いろいろなシチュエーションを体験する授業です。山下インストラクターが準備している間、外に置いてあるパネルで内容を確認。ウォーミングアップ走行の後、回避から体験していきます。普通自動二輪では30km/hで走行して旗に合わせ回避でしたが、大型では40km/hで走行します。スピードが上がる分やっぱ避けにくい。回避体験が終わり、「13番左折して坂の頂上で待ってて」との指示に元気よく発進。13番左折して…、って間違えた!! あれ?これどうすればいいんだ? 後ろに車いるし止まれない!? 坂の反対側から登ればいいの? ここでUターンするべき? てか勝手に走ってて怒られちゃう?

先生どこ!! わたし迷子!? パニック!!

そうこうしてるうちに回避の後片付けを終えた山下インストラクターがわたしを探している姿が見えたので、「先生!間違えた!」と叫んで助けていただきました。とくにとがめられることもなかったのでセーフ。坂は一旦忘れて、一本橋からの不等間隔スラローム。スラロームは苦手ですが、とてもゆっくり走ったので普通にできました。急制動のコースへ移動し、目標への停止。そのまま中型バイクに乗り換え急制動。ついこの間まで乗っていたのに、加速の弱さやブレーキの効きの違いに驚く。教習所の大型バイクはフロントのブレーキディスクが大きくて1枚。中型バイクはそれよりディスクが小さくて2枚。ブレーキそのものが違うことも理由らしい。

また大型バイクに乗り換え、追突体験。今回も車間距離をたっぷりとっていたので問題なくクリア。「いま何km/h出てた?」との不意のクイズに、そんなに速くなかったので30km/hと返答。正解は40km/h。前回はどんぴしゃだったのでショック…。中型バイクに乗った直後でスピード感覚にズレが生まれたのだと教えていただきました。人間の感覚ってこんなに適当なものなんですね。そして悪条件路の走行。マンホールの上をハンドルを真っ直ぐにして一気に通過するあれです。前回はそもそもマンホールの上に乗れなかったので、今回はしっかり通過できたということで何気に1番嬉しかった。ずっとリベンジしたかったんです(笑)。

最後に転倒体験。止まっている原付からポーンと飛び降ります。前回は教官に支えてもらいましたが、今回は自力でポーン! めっちゃ楽しい。そして原付の軽さハンパない。子どもの三輪車くらいに感じました。

回避の反応はよかったけど、目標停止はブレーキが早かったし速度当ても10km/hのズレがあったので諸々見直しましょうということで教習終了。

教習後、恒例の写真をお願いしたところ、「はいはい撮るのね、はいはい外がいいのね」と面倒くさそうながらも付き合っていただけました。ちゃっかり変顔してるし(笑)。本当におもしろい。

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待合室に戻ると同世代の女性がいっぱいいたのでテンション上がりました。服装とか参考にしようとチラ見していたら、新たなとんでも美女を発見! 白Tに黒のタイトパンツが超似合ってて、今度マネしようと決めました。帰り際、「落合さん!」と背後から声が。振り返ると白T美女が目の前にいるではありませんか! よくよく話を聞いてみると、同じく二輪の免許取得ブログを連載中のBMWの方でした♪ お互いがんばりましょうと励まし合い彼女は教習へ。なんだか同士ができた気がして最高の気分で帰路へつきました。

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