今年の鈴鹿8耐は、5連覇を狙うヤマハファクトリーレーシング(ヤマハ)、ワークス体制2年めとなり優勝を狙うレッドブルホンダ(ホンダ)、そして11年ぶりに復活したカワサキのワークス・カワサキレーシングチーム鈴鹿8h(カワサキ)と、3メーカーがファクトリー態勢。11時30分にスタートを切った決勝レースは、第1回大会から出場しているプライベーターの雄・ヨシムラスズキや、昨シーズンの世界チャンピン・F.C.C TSR フランスホンダ、優勝経験のあるハルク・プロなども健闘したが、優勝争いの中心となったのは序盤からファクトリーのカワサキ・ヤマハ・ホンダだった。そして終盤、カワサキのジョナサン・レイ選手が前を行くホンダの高橋 巧選手を捉えてトップに浮上。チェッカーとなる19時30分まで、残り時間を考慮するとこのままカワサキが優勝かと思われた瞬間、なんとレイ選手が転倒。レースは赤旗中断、再スタートすることなくそのまま終了となった。これによって当初は、ヤマハが優勝となり表彰式も行なわれたのだが、その後の審議の結果、カワサキの勝利が決定。26年ぶりにカワサキが鈴鹿8耐を制した。
♯10 カワサキ レーシングチーム鈴鹿8h
♯21 ヤマハファクトリーレーシングチーム
♯33 レッドブルホンダ
シリーズチャンピオンもカワサキのチーム
2018-2019シーズンフル参戦した日本のチーム
鈴鹿8耐は世界耐久ロードレース選手権の中の一戦。鈴鹿8耐に出場する多くの日本チームは鈴鹿8耐のみに参戦というのが多いが、なかには全戦出場している日本のチームもいる。それが#1 F.C.C TSR フランスホンダ(以下TSR)と、#4 エヴァRTウェビックタチチームトリックスター(以下トリックスター)だ。TSRは昨シーズンの世界チャンピオオンで、トリックスターは今シーズンはフランスのチームとコラボしての参戦。鈴鹿8耐ではTSRが4位、トリックスターが48位でチェッカー。シリーズランキングはTSRが世界2位!! トリックスターは世界15位となった。