大切な愛車だからこそ、万が一の盗難やイタズラには備えたいですよね。
ロックを付けたり、監視カメラやイモビライザーなどのハイテク機器を駆使するのはもちろん有用なのですが、もっと基本的な“保管場所”や”保管方法”についてまずは考えてみましょう。
バイクを盗む側の心理を考えてみる
盗難を防ぎたいのであれば、まずは盗む側の目線からバイクの保管場所を考えてみるといい。
一番理想的なのは、どんな車種なのか簡単に目星を付けられて、実際に盗む際にもすぐそばまで車を乗りつけられて、人に見られる前に一瞬で積み込みを終わらせることができる状態なんじゃないかな。
そして、そういった状態になることを避けるために何ができるかを考えてみると、おのずと対策が見えてくる。
実はバイクの盗難(認知)件数自体は年々減少傾向にある。
だけど、東京都内だけでも平成28年中に1,940件の盗難事件が発生しているというから、まだまだ油断はできない…。
まずはバイクカバー
一番簡単にできる対策としては普段からバイクカバーをかけるクセをつけておくこと。
そうすれば外から覗いただけでは車種を特定しにくく、目を付けられにくい。
また簡単にバイクカバーがめくられないように、カバーの上からバイクロックをかけておくのも有効です。
置き場所を意識してみる
空いているスペースに自由にバイクを停められるというのであれば、置き場所を意識することも有効。
出入り口からなるべく遠い所に停めた方が、手間がかかる分、盗み出す際にも時間がかかるということになるので盗難のリスク低減につながるよ。
最も盗難に遭いやすいのは住宅の敷地内で、上で紹介した平成28年の東京都内の盗難の例では実に5割以上の被害が住宅の敷地内で発生している。
駐車場・駐輪場での被害を合わせると7割以上となるので、やはり家に置いてあるときが一番盗まれやすいといえる。
ハンドルロックも忘れずに
ついつい面倒だからと忘れてしまいがちだけれども、どんなに短時間でも駐車時にはキチンとハンドルロックを活用したい。
バイクロックを使用せずにハンドルロックもかけていないとなれば、カギがなくとも自由にバイクを動かし放題。これでは盗んでくださいと言っているようなもの…。
ちょっとコンビニに寄るだけというときなんかには、ついついサボってしまうが油断は禁物。
先ほど、住宅の敷地内での盗難が一番多いと話したけれど、二番目に多いのはなんと路上での盗難で、盗難発生場所の2割以上を占めている。
一瞬、目を離したスキに愛車がなくなっていたなんてことをさけるためにもハンドルロックは忘れずに!