バイク相談室

スペック表ってどう見ればいいの? ポイントを掴めばバイクの性格がイメージできるようになります

フレーム形式

 

バイクのフレーム(骨組み)がどういう構造なのかを表した項目です。

エンジンの上下を囲い込むような形のクレードルタイプ(ネイキッドモデルや小排気量のモデルに多い)、エンジンを両脇から抱きかかえるような形のツインスパータイプ、横から見ると上下のパイプの間に三角形を組み合わせた構造をしていて橋のように見えるトラスタイプなどが一般的です。

 

キャスター(角)

地面に対してフロントフォークが取り付けられているステアリングヘッドがどれだけ寝ているかを表した数値です。

一般的にはこの数値が大きければ落ち着いたハンドリングに、小さければクイックなハンドリングになります。

 

トレール(量)

トレールは、フロントタイヤの接地点とステアリングヘッドの延長線上の点(車体の重さがかかる点)との距離を数値化したものです。

この数値もキャスターと同じで、大きければ直進安定性がよく、小さければ曲がりやすくなります。

 

ブレーキ形式(制動装置形式)

 

 

バイクの前と後ろに取り付けられているブレーキがそれぞれどんな構造をしているのかを表した項目です。

大きく分けると、油圧式のディスクブレーキと機械式のドラムブレーキの2種類のどちらかを採用していることがほとんどです。

 

油圧式ディスクブレーキの場合には、ホイールの左右に取り付けられている金属製の円盤(ローターもしくはブレーキディスク)の枚数に応じてシングル・ダブルと書き分けられています。

 

 

タイヤサイズ

 

前後のタイヤの大きさと太さを表した項目です。

一般的にスクーターでは10インチ~14インチホイールが、普通のバイクでは16インチ~19インチ(主流は17インチ)のホイールが採用されることが多いです。

ホイールのインチ数(直径)が大きくなるほど、悪路での走破性や安定感が大きくなるといわれています。

また、ハイパワーでスポーツ色の強いモデルほど、タイヤも太くなる傾向にあります。ただし、乗ってみた感触としてはタイヤが細い方がヒラヒラ感があって、気持ちのいい場合も。

 

懸架方式

 

そのバイクのサスペンションがどういう形式になっているのかを前後に分けて説明している項目です。

一般的にスポーツ色の強いモデルには倒立フォーク&モノショックの組み合わせが、レトロ色の強いモデルには正立フォーク&ツインショックの組み合わせが採用されていることが多いです。

もちろん、スポーツバイクは倒立フォークじゃないとダメってわけじゃないので勘違いしないようにしましょう。

 

舵取り角左右

ハンドル切れ角ともいって、ハンドルを真っ直ぐにした状態から左右に何度ずつ切れるのかを表した数値です。

この数値が大きいほど、小回りが利いて取りまわしやUターンなどがしやすくなりますよ。

 

乗車定員

 

そのバイクが一人乗り用なのか、2人乗り用なのかを表した項目です。

50cc以上のバイクは基本的に2人乗りがほとんどだけど、一部のスポーツモデルなどではタンデムステップなどが装備されていなくて一人乗り用の場合もあるので注意してください。

 

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