バイクをキレイにする洗車。とりあえず水をかけて洗うんだろうけれど、具体的には何を準備すればいいのか分からない人もいるんじゃないかな? そんな人のために必要なものをピックアップしてみたよ。水をかけない洗車方法も同時に紹介!
洗車日和って?
さて、洗車をするといっても一体いつすればよいのだろう。イメージ的にはよく晴れた夏の熱い日…なんて思いがちだけれど、実はそうじゃなかったりする。よく晴れた日中は、バイクも直射日光にさらされて熱くなっているので、いくら水をかけても水分がすぐに蒸発してしまう。すると、洗剤で洗っても洗ったそばからどんどん乾いていってしまうため、洗剤がバイクの表面に残ってしまうというワケ。
こうなると水で流しても落ちにくいから、余計に手間がかかったり、落としきれなくて白っぽく跡が残ったりする。だから、晴れの日中よりも薄曇りの朝方や夕方などの涼しい時間帯にするのがオススメ。これはぜひ覚えておいてほしい。どうしても晴れの日に洗いたいときは、部分的にすすぎながら洗車をしていくように心がけよう。詳しい方法は具体的な洗車法のときに解説するよ。
洗車に必要なもの
洗車をするにもいくつかの方法がある。たとえばバケツに汲んだ水を使ってする方法、水道とホースを使った方法、洗車場でする方法など。ここでは水道とホースを使った方法についての準備を解説するよ。用意したいものは以下のとおり。
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- バケツ
- 洗剤(バイク専用やカーシャンプーなどがベストだけど、なければ食器用の中性洗剤でもOK)
- 濡れ拭き用雑巾1〜2枚
- から拭き用雑巾1〜2枚
- 細かい部分が洗える小さめのブラシ(歯ブラシでもOK)
- ガムテープ
この他にカー用品店、バイク用品店などで売っている洗車ブラシなどがあると役に立つよ。
どんな場所で洗うか
洗車をするにしても場所が必要。まず気を付けたいのが周囲のジャマにならないこと。それに地面がコンクリートやアスファルトなどで舗装されているかも大切。地面が土や砂の場合は洗車の水で下がドロドロになって洗車したそばからバイクが(自分も)汚れてしまう。それに地面が濡れて柔らかくなることでスタンドがめり込んでバイクが倒れてしまう危険性も…。
もうひとつ周囲の水ハケについても注意したい。もし水を使った分だけバイクの周りに水たまりができてしまうようでは洗いにくいし、たまった水でバイクを再び汚してしまうかもしれない。こうした点を考慮して洗車の場所を決めよう。
洗車前にすること
まず、バイクを濡らす前に水に弱い部分をケアしておくこと。最初はバイクの鍵穴から。ここに強い水圧がかかると水が侵入して内部がさびてしまうので、ハンドルロックを解除した状態でキーを抜き、ガムテープを小さくちぎって貼りフタをしよう。それから、マフラーの排気口(排気ガスが吹き出す部分)にも同じようにガムテープを貼る。ここにも水が入りやすいからね。ガムテープの代わりに雑巾などでふさいでもいいし、専用のゴム製プラグも売られているから、マメに洗車をするという人はそういったアイテムを買ってみてもいいかも!
水を使わなくても洗車できる!?
また最近では、水を使わずに専用の洗浄剤をかけて拭き取るだけで愛車をキレイにできる便利グッズもたくさん販売されている。画像の商品はワックス成分や研磨成分を含まないため、これ一つで外装やホイールなどはもちろん、ブレーキやシートなども掃除することができる。砂や泥汚れがヒドイ場合には事前に汚れを落としておかないとキズを付けてしまう可能性があるけれど、気軽に水を使えない環境にある人などはこういった選択肢もオススメ。