バイクに乗ることを考えてさまざまな工夫やスタイルが見られるライディングウエア。実際にどんなタイプが出ているのか、チェックしてみよう。
シーズンごとに作りも様変わり
バイク用のウエアにも対応シーズンがあります。初めてウエアを購入するなら、真冬と真夏以外でも着られて対応期間の広い3シーズンタイプがオススメ。それをベースに季節に合わせたモノを増やしていくといいでしょう。
3シーズン
冬向けの場合は、袖や裾などから風が入らないような工夫やシンサレートなど防風性の素材、保温性の高い素材を組み合わせた作りになっています。
夏向け
夏向けはナイロン製のメッシュやパンチングレザーなど、通気性の高さが特徴。着脱式の防風インナーなどで、ある程度の涼しい時期にも対応できるモノも多い。
冬向け
冬向けの場合は、袖や裾などから風が入らないような工夫やシンサレートなど防風性の素材、保温性の高い素材を組み合わせた作りになっています。
車種・用途に合わせて選ぶ
スーパースポーツ、ネイキッド、オフロードなどバイクにはカテゴリーがあり、それらカテゴリーに合うようなさまざまなスタイルのウエアがあります。
スポーティ
スポーティなライディングスタイルに特化したタイプ。スポーツモデルのライポジにフィットするカッティングや走行風への考慮など、プロテクション機能も高め。
カジュアル
スポーティタイプやオールラウンドタイプよりは街に溶け込むデザインのカジュアルなタイプ。モデルによってその度合いは異なるけれど、プロテクションに関して配慮されているモノもある。
オールラウンド
街乗りからツーリングまで幅広く使えるオールラウンドスタイル。レザーからテキスタイルまで素材もデザインも豊富で、車種の選択肢も幅広い。
プロテクションは大事!
バイクは体がむき出しで走る乗り物。だから万が一を考えて自分の体は自分で守る対策をとる必要があります。ライディングウエアは、はじめからそういった機能を備えているモノが多く、オプションでプラスできるアイテムもたくさんあるのです。
着脱式・内蔵型
保護部位の基本は肩・ヒジ・背中・胸部・ヒザ。標準装備の度合いはモデルによって異なり、付属しない場合もオプションで装着用のポケットが備わっているモデルが多い。
単体・装着型
プロテクターを取り付けられないウエアや一般アパレルのモノを着る場合でも、単体で装着できるタイプがたくさんあるから、必要に応じて各自でプラスして。
乗車時のスタイルを考える
ライディングポジションは特殊な姿勢だから、その姿勢を取った時に動きやすく違和感のないウエアを選ぶこと。その際、なるべく試着して各ポイントを確かめたい。
ジャケットの腰まわり
ライディングポジションは体を前にかがめる姿勢になるので、後ろ身ごろの丈によっては腰まわりが出てしまうことに。これも袖の長さと同様、前傾がキツいタイプのバイクほどその傾向がある。
パンツの裾の長さ
立っているときに余裕があっても、またがってステップに足を乗せるとヒザが曲がって裾が上がるので、そのぶんをも考慮した長さを確保しないと足首が露出…、なんてことに…。
ジャケットの袖の長さ
ハンドルをにぎると、腕をまっすぐ下ろしている時とヒジの位置がズレるので、袖の長さが短くなってしまうことも。前傾がキツいほどその度合いも大きくなります。また、タイトなジャケットは下に着る服の厚みに影響をうけます。
ジャストサイズがオススメ!!
サイズが小さすぎると当然きゅう屈。背中や肩が突っ張ってバイクの操作に支障が出たり、疲労につながってしまいます。逆に大きすぎると、走行風でウエアがバタつき、これも疲労の原因となるうえ、ヒジやヒザのプロテクション位置がフィットせず安全性もしっかり確保できません。つまり、大きくても小さくてもダメ。快適&安全に楽しいバイクライフを送るためにも、自分に合ったベストなサイズを選びましょう。