バイク相談室

知っておいた方がいいバイクのトラブルってなんですか?

事前準備を行ない、愛車の点検にぬかりがなくても、突発的にやってきてしまうのがトラブル。ここではありがちな事例を紹介。実際にできるかどうかは別として(もちろんできた方いいけど)、頭の片隅に入れておくだけでも混乱せず冷静な対処ができるかも。転ばぬ先の杖としてチェックしておこう。

必ず遭うとは限らないけど初歩的なものでこんなにある!

パンク

異物が刺さっておこるパンク。チューブレスタイヤの場合、構造上空気が抜けにくい。しばらくは走ることができるのですぐには抜かず、応急処置のできるお店に持っていこう。また、パンク修理キットでも対応できるが、これも応急処置なので、ツーリング後はタイヤ交換すること。

 

ガス欠

インジケーターランプが点灯しているのを見逃していたり、切り替えるのを忘れてリザーブの状態で走り続けているなど、ガス欠はほぼライダーの気配りで未然に防げるトラブル。インジケーター類に頼るだけでなく、自分のバイクが何km走れるのか計算して頭に入れておこう。

 

立ちゴケ・転倒

立ちゴケやバイクでの転倒なども決してめずらしいことではないけど、バイクは自分で引き起こせるようになっておくこと。運悪く人がほとんど通らない場所で転倒してしまったら助けを呼ぶこともできない。不安があるなら、免許を取った教習所などに相談してみよう。

 

財布がない

運転免許証を財布に入れて保管しているという人は多いのでは? もし旅先で財布を失くしてしまったら、ツーリングはその時点で終了する。お金も大事だけれど、免許証を携帯せずにバイクを運転することは法律違反になるからだ。どちらも失くさないのがベストだけど、万一のことを考えて、お金と免許証は別々に保管しておきたい。

 

キーを失くす

メインキーとは別にして、万が一紛失したときのためにスペアキーも必ず1本持参しよう。どんなに燃料が残っていても、バイクの調子がよくても、キーがなければバイクは動かすことができないのだ。そんな状況になってしまったら、ロードサービスを呼ぶしか方法はない。

 

携帯のバッテリー切れ

バイクのトラブルには直接関係ないけれど、今や携帯電話は必須アイテム。カメラ、ナビゲーションなどひんぱんに使用していれば電池の消耗は激しくなる。肝心の連絡が取りたいときや、トラブル時に助けを呼ぶときに電話ができない、なんてことのないように。

 

解決策いろいろ 〜事前に知っているというだけで対応のしやすさも違う〜

ロードサービス

万が一のときのサポートに心強いのがロードサービス。誰でもサービスの提供を受けられるが、会員登録をしているかどうかで価格が異なる。内容によっては任意保険でもロードサービスを受けられるものがあるので、一度契約内容を確認しておくといいだろう。

 

人に尋ねる

自力での解決が難しいようなら人に聞いてしまうのも有効な手段。警察やコンシェルジュ、道を尋ねるなら地元の人もいいだろう。その場合、自分がどうしたいのかをしっかり相手に伝え、失礼のないように。

 

ショップ

バイクを買ったショップがサポートにひと役買ってくれるところもある。ただ、普段からメンテナンスをお願いしたりお店に顔を出して懇意にしているのならいいけど、都合のいいときにだけお願いする仲にはならないように。

 

自力で解決

人にお願いしたり、自分の力で解決する場合でも、トラブルに対してどのような手段を選択すればスムーズかつツーリングが続けられるか。それを決めるのはライダー自身で、選択肢が多いほどトラブル回避の可能性は高くなる。普段からスキルアップを目指す心構えを持とう。

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