レディスサポートブック2023 メーカーイチオシ!バイクセレクション

HUSQVARNA MOTORCYCLES SVARTPILEN401

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特異なスタイリングだけじゃないパフォーマンスにも注目

その唯一無二のスタイリングが見たものの記憶に瞬時に焼きつくであろうハスクバーナ・モーターサイクルズのネイキッドシリーズ。その中から125、250、401の3つの排気量を展開しているスヴァルトピレンの401を取り上げます。

HUSQVARNA MOTORCYCLES広報さんのオススメポイント

  • 1689年にスウェーデンで創業し、1903年からバイクの生産を途切れることなく続けているブランドならではのモダンでクラシックなデザインが特徴です。
  • トレリスフレームに軽量コンパクトな単気筒エンジンを搭載し、半乾燥重量も約152㎏と軽量なので取りまわしに気をつかうこともありません。
  • バイブレ製ブレーキ、WP製アジャスタブル機能付き倒立フロントフォークやイージーシフト(アップ&ダウン)など充実した装備も魅力です。

SVARTPILEN401のスタイリング

排気量クラスを超えた充実の装備もポイント

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オフロード好きの間では名のとおっているブランド“ハスクバーナ・モーターサイクルズ”。ただし、長い間オンロードモデルを作っていなかったこともあって、ライダー全体で見ると、まだまだ知らない人も多いのが事実です。そこで、まずはメーカーの歩みを紹介しましょう。じつはその歴史はとても長くて、産声を上げたのは1689年のスウェーデンでした。当時は兵器を製造しており、メーカーのロゴマークにその名残があって、銃の照準を合わせる部分がかたどられているのです。その後ミシンやキッチン用品などの製造も手がけ、バイクを作るようになったのは、1903年のことです。それ以降、買収などによりイタリアで生産されるようになったりしたこともありますが、途絶えることなくバイクを作り続けてきました。ちなみに現在は、KTM、GASGASと同じく、オーストリアのピエラモビリティーの傘下に入っています。

 

そんなハスクバーナ・モーターサイクルズが久しぶりに発売したネイキッドモデルが、日本語に訳すと“白い矢”となるヴィットピレンと“黒い矢”となるスヴァルトピレンという兄弟モデルでした。カテゴライズするならば、セパレートハンドルを採用するヴィットピレンがカフェレーサー、アップライトなライディングポジションにブロック調のタイヤを組み合わせるスヴァルトピレンがスクランブラーといったところでしょうか。先にヴィットピレンがコンセプトモデルとして2015年のEICMA(ミラノショー)で発表されたのですが、その唯一無二のスタイリングは大きな話題になりました。そして、そのカタチをさほど変えることなく市販されたのが、2018年のことでした。

 

実際の車体は、写真を見てもらえばわかるとおり、アール・デコ様式のような直線を基調としていて、後輪の真ん中あたりでチョップされたように終わるテールを採用するなどスタイリングがほかのバイクとは一線を画した雰囲気を放っています。まさに高いオリジナリティを感じさせてくれるバイクといえます。

 

そして装着されているブレーキはバイブレ、フロントフォークとリヤショックはWP、ABSユニットはボッシュといずれも名のとおったメーカーのモノばかりなので、それが安心感につながります。また、乗り手やシチュエーションに合わせられるようフロントフォークとリヤショックに調整機能が付いています。また、この排気量クラスにはめずらしいシフトアップ&ダウンいずれもクラッチを操作することなく、シフトペダルのみでできるイージーシフトも標準装備されています。そう、個性的なスタイリングにばかり目が行きがちですが、乗り手が気持ちよくかつ楽しく走るための工夫が随所に散りばめられていることも注目すべきところなのです。

 

ちなみに撮影車両には、フロントフォークとリヤショックのスプリングがセットになったメーカー純正アクセサリーのロワリングキットが組み込まれ、シート位置が25mm低くなっています。このような純正アクセサリーが充実しているのも、スヴァルトピレン、ひいてはハスクバーナ・モーターサイクルズの魅力といえるでしょう。

 

SVARTPILEN401のディテール

SVARTPILEN401の足つき&乗車ポジション

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身長:162㎝/体重:43㎏
カカトが浮くが足つきが悪いという印象はありません。車両重量もスペック上では152kgとこの排気量クラスの中では比較的軽量で、さらにそれ以上に軽く感じるほどのコンパクトさ。でも重量感のある車体デザインで存在感は抜群!
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身長:155㎝/体重:46㎏
ノーマルでは片足のところ、25mmローダウンされているので両足が接地し、足つき性はかなり良好という印象で、足を下ろした先でステップが干渉することもなし。ハンドルはやや広めで少し前傾姿勢となりますが、操作性は◎

SVARTPILEN401のスペック

全長×全幅×全高
-×-×-(㎜)
軸間距離
1,357㎜±15.5㎜
シート高
835㎜
車両重量
約152㎏(燃料を除く)
エンジン型式・排気量
水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒・373㎤
最高出力
32kW(44㎰)/9,000rpm
最大トルク
37N・m(3.7kgf・m)/7,000rpm
燃料タンク容量
約9.5L
燃費(WMTC)
-㎞/L
タイヤサイズ
F=110/70-17・R=150/60-17
価格
79万9,000円 ※オプション装着車(ロワリングキットとアルミミラー)

SVARTPILEN401 製品ページ

CONTACT

問い合わせ先
ハスクバーナモーターサイクルズジャパン
電話番号
03-6380-7020
URL
https://www.husqvarna-motorcycles.com/jp/

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