車両メーカーがバイクレディにオススメするモデルをセレクト。この春からバイクライフをスタートさせるライダーはもちろん、より充実を図ろうと思っている人も参考になること間違いなしです!
気軽さを持ち合わせたスーパースポーツモデル
世界最高峰のレースで活躍するレーシングマシンYZR-M1を彷彿させるスタイリングながら、日常的なユースをしっかりと考慮した作り込み。その意外性がアンダー400クラスYZF-Rの大きな魅力なのです。
YAMAHA広報さんのオススメポイント
- YZF-Rシリーズ共通のスポーティー&スタイリッシュなデザイン。外観はもちろん、またがった時に目に入るメーターやトップブリッジにもこだわったデザインです。
- 軽量な車体と足つきのいいシート。スポーティなスタイリングながら、780mmのシート高とスリムな車体で足つき性抜群。取りまわしもラクラクです。
- 好みや用途に応じて選べる排気量。高速域でもゆとりのあるパワーを発揮するYZF-R3と、車検が不要で軽快な走りを楽しめるYZF-R25の2種類をラインナップしています。
YZF-R3のスタイリング
2種類の排気量があるのも魅力のひとつなのです
2000年代後半から始まり、いまだにその人気が持続しているアンダー400クラスのフルカウルスポーツモデル。人気があるだけに国内4メーカーが力の入ったモデルを定期的に投入しており、まさに群雄割拠といった印象です。その中にあって、もっともレーシングマシンを意識しているのが、ここで紹介するヤマハのYZF-Rシリーズなのです。フロントカウルの先端にM字型のダクト開口部があり、そこからスクリーンにかけての形状は、MotoGPマシンYZR-M1を彷彿させます。ガソリンタンクの前側をおおうカバーに設けられたスリットも、倒立フロントフォーク、肉抜きされたフォークのアッパーブラケットもそんな要素になっています。ちなみにこのM字型のダクト、見た目だけではなく、ラジエターに走行風を送り込み、冷却性を向上させるという実益性もしっかりあるのです。
また、ただ単にレーサーのスタイルを取り入れるのではなく、フロントサイドカウルが部分的に重なるクロスレイヤードウイングと名付けられた構造を取り入れるなど、オリジナリティも追及されていることもスタイリングの特徴として見逃せません。カウルについてさらに触れると、スクリーンは、走行中のヘルメットまわりに発生しやすい乱流を低減するよう設計されていて、サイドカウル後方に設けられたコンパクトなウイングは、ダウンフォースを生んでいるのだそうです。
さて、先にスタイリングについて触れましたが、アンダー400のYZF-Rシリーズのコンセプトは“毎日乗れるスーパーバイク”。実際、車重が170kgと軽めなので取りまわしが比較的ラクなため、ちょっと出かけようという時も駐車スペースから動かす気になります。またシート高が780mmと低めに抑えられていること、さらにレーサーライクなセパレートハンドルを採用しているけれど、ポジションはオーバー400のスーパースポーツに比べて前傾がきつくないので、気軽に乗り出す気になれるでしょう。
走行パフォーマンスに関しては、ここで紹介するR3は、排気量が320ccで、最高出力が31kW(42ps)となり、高速域でも余裕のある走りを見せてくれるはずです。また、ストリートからワインディングまで、幅広いステージでハンドリングの軽快さと乗り心地の快適さを求めて、ラジアルタイヤを標準装備しています。
R25の軽二輪クラスならではの気軽さを選ぶか、より走行パフォーマンスが高められたR3にするか、そんなことを悩めるのも、このアンダー400クラスのYZF-Rシリーズの楽しめるポイントなのかもしれません。
YZF-R3のディテール
YZF-R3の足つき&乗車ポジション
COLOR VARIATION
YZF-R3のスペック
- 全長×全幅×全高
- 2,090×730×1,140mm
- 軸間距離
- 1,380mm
- シート高
- 780mm
- 車両重量
- 170kg
- エンジン型式・排気量
- 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒・320cm3
- 最高出力
- 31kW(42ps)/10,750rpm
- 最大トルク
- 29N・m(3.0kgf・m)/9,000rpm
- タンク容量
- 14L
- 燃費(WMTC)
- 27.6km/L
- タイヤサイズ
- F=110/70-17・R=140/70-17
- 価格
- 68万7,500円
CONTACT
- 問い合わせ先
- ヤマハ発動機カスタマーコミュニケーションセンター
- 電話番号
- 0120-090-819
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- https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/